2018年– date –
-
2018年6月のイベント
2018年6月の煎茶関連のイベント・催事情報や、今月のおすすめの展覧会情報です。 【宮城】 東大寺と東北 -復興を支えた人々の祈り-@東北歴史博物館 東日本大震災復興祈念特別展として、東大寺の寺宝が初めて東北で一堂に会します。 会 期2018/4/2... -
影壁・照壁
黄檗宗のお寺は、入り口から入って法堂まで、まっすぐな道ではなく、一度角を曲がって進むようになっています。この建築様式の由来を、調べてみました。 【邪気避けの防御壁「影壁」】 「影壁」(えいへき)は、中国建築様式の特色である魔除けの壁です。... -
煎茶稽古|2018年卯月
2018年4月、煎茶道 黄檗売茶流 鎌倉教室の稽古録。 稽古場への道のり、シャガの花が一面に咲き誇る。緑に白が映え、はっとする美しさ。別名「胡蝶花」(こちょうか)。はなびらを蝶に見立てた名前だろうか。 宝庵 稽古始め 今月から、稽古場が「北鎌倉た... -
鎌倉時代に中国から伝来した茶
「茶は養生の仙葉なり」。臨済宗の開祖・栄西禅師は日本最古の茶書「喫茶養生記」を著し、茶祖と呼ばれています。今に残る、鎌倉時代に伝わった栄西ゆかりの茶木&茶園をまとめました。 【栄西が宋から持ち帰り、植えた茶】 脊振山 霊仙寺跡@佐賀 先筑前... -
売茶翁の足跡を辿る|福島編
売茶翁は、若かりし頃、仙台・万寿寺の月耕禅師の元で、4年間修行していました。 師の月耕が死去した後、万寿寺を去り、親族が済む東北地方を行脚したと言われています。売茶翁の東北の親族について、分かっていることをまとめました。 売茶翁の足跡を辿... -
水注
「水注」(すいちゅう)は、水を注ぐ器・水差しです。 流派によって、「水瓶」(すいへい)「水罐」(すいかん)「水指」「水次」「水滴」「注子」(さし)とも呼びます。中国の「執壺」(しっこ)も同じものです。書においては、水注は「硯に水を足すもの... -
北鎌倉宝庵 椿茶会 2018
この春、北鎌倉の浄智寺の奥に茶室「北鎌倉 宝庵」が開かれます。 3/24[土]~3/25[日]の2日間、「北鎌倉 宝庵」のお披露目茶会が開催され、表千家の「抹茶席」と黄檗賣茶流の「煎茶席」が設けられました。 北鎌倉 宝庵について 「北鎌倉 宝庵」は、昭和9... -
売茶翁の仙台での師「月耕 道稔」
売茶翁は22才から26才の4年間、仙台の萬寿寺・月耕道稔禅師のもとで修行しています。月耕禅師について、分かっていることをまとめました。 ※上部の画像は、月耕 開山の「黄檗宗 開元山 万寿寺」(宮城県仙台市)。 【月耕 道稔について】 月耕道稔(1... -
売茶翁の足跡を辿る|宮城編
月海元昭(高遊外 売茶翁)は、万寿寺の住職・月耕道稔を訪ねて東北へ向かい、23〜27歳までの5年間(1697~1701)を仙台で過ごしています。 当時、出家した僧が師の元を離れ、優れた師を求めて、行脚し修行することは、珍しいことではありませんでし... -
鶴氅衣
「鶴氅衣」(かくしょうえ・かくしょうい)は、中国風の上衣で、白地に黒い縁取りで、鶴の羽根をかたどったように袖が丸くなっていることから、この名で呼ばれています。売茶翁が好んで着用しており、黄檗宗では、宗門衣として茶会用・道中衣に用いられて...