売茶翁・高遊外は江戸時代中期の僧&茶人で、煎茶道の中興の祖です。 高遊外・売茶翁の歩んだ生涯について、まとめた記事の一覧です。生誕から各地を行脚した修行時代、京都での売茶生活など、地域別に足跡を辿りました。
※滋賀編など、一部まだ未執筆の記事あり。
目次
東北での売茶翁の足跡
20代の頃、売茶翁は修行の旅に出て、東北を訪れています。
宮城|若かりし頃の修行の地
売茶翁の足跡を辿る|宮城編
月海元昭(高遊外 売茶翁)は、万寿寺の住職・月耕道稔を訪ねて東北へ向かい、23〜27歳までの5年間(1697~1701)を仙台で過ごしています。 当時、出家した僧が師…
福島|父の故郷&親族の草川家の地
売茶翁の足跡を辿る|福島編
売茶翁は、若かりし頃、仙台・万寿寺の月耕禅師の元で、4年間修行していました。 師の月耕が死去した後、万寿寺を去り、親族が済む東北地方を行脚したと言われています…
関西での売茶翁の足跡
61才の時、佐賀から京都に移住し、鴨川のほとりに茶店「通仙亭」を構え、売茶活動を始めます。
老肩に煎茶道具を担ぎ、「春は桜・夏は清流・秋は紅葉」と、風光明媚な地に足を運んでは、茶を振舞いました。 「タダにて飲むも勝手なり。タダより他はまけ申さず」 と、身分や貧富を問わず、茶を振舞い、禅を説き、時事や世俗の話をし、市井に煎茶を広めました。
京都|売茶生活&老年を過ごした地
売茶翁の足跡を辿る|京都編(洛北)
売茶翁の京都・洛北での売茶翁の足跡を辿ります。江戸時代に出版された名所案内書や「売茶翁茶具図」等から、当時の様子に迫ります。 売茶翁の足跡を辿る|京都編(洛北…
売茶翁の足跡を辿る|京都編(洛中)
売茶翁の京都・洛中での売茶翁の足跡を辿ります。 相国寺住持の大典和尚は売茶翁の朋友であり、その足跡を「夫れ大仏燕子の池、東福紅葉の澗 及び西山 糺林の佳勝 皆…
売茶翁の足跡を辿る|京都編(洛東)
売茶翁の京都・洛東での売茶翁の足跡を辿ります。江戸時代の京都の街のようすと共に、約20年に渡る売茶生活の終焉・最晩年を過ごした場所などを紹介します。 【三十三…
売茶翁の足跡を辿る|京都編(洛西)
京都・洛西での売茶翁の足跡を辿ります。 【高山寺@右京区】 「遠く霊苗を求めて 大唐に入り 持し帰って 西老 扶桑に播す」(賣茶口占十二首) 売茶翁は、栄西が留学…
売茶翁の足跡を辿る|京都編(洛南)
売茶翁は1734年頃から京都で売茶生活を始め、「泉石良友」と書かれた籠で茶道具一式を持ち運び、禅を説きながら茶を振舞いました。 「茶銭は黄金百鎰より半文銭までくれ…
滋賀 ※準備中
九州での売茶翁の足跡
賣茶翁は佐賀県佐賀市蓮池町の藩医の家に生まれ、11才の時に出家して黄檗宗の僧となります。 そして修行のため諸国を行脚する中、長崎で煎茶に出会います。
佐賀|生誕&出家の地
売茶翁の足跡を辿る|佐賀編
佐賀県の売茶翁ゆかりの地をまとめました。 まだ実際に足を運べていないので、具体的な場所(番地)が分からない所もありますが、ご参考にどうぞ。 【佐賀市】 旧柴山家…
長崎|煎茶と出会った地
売茶翁の足跡を辿る|長崎編
売茶翁は、「長崎で中国人から煎茶を学んだ」と言われています。 江戸の鎖国時代、国内唯一の国際貿易港があった長崎。中国とオランダの商船が来航し、17 世紀頃から多…