茶文化– category –
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珈琲×紅茶の香港式ブレンドティー「鴛鴦茶」|アジアの茶文化
鴛鴦茶(えんおうちゃ・ユンヨンンチャ)とは、香港でポピュラーな珈琲と紅茶のブレンドティー。 練乳が入っているものは「鴛鴦奶茶」という。コーヒー牛乳ならぬ、ティーコーヒー牛乳。 茶餐廳(香港式カフェ・レストラン)の定番メニューで、スーパーで... -
茶道具を供養する日本各地の「急須塚」
急須を供養するための「急須塚」。以前、宮城県仙台市のお寺にある「急須塚」を紹介しまたが、調べた所、日本各地にあることが分かりました。 【京都府】 建仁寺 堆雲軒の急須塚@東山 建仁寺の境内にあるに塔頭「堆雲軒」(たいうんけん)。 堆雲軒を再興し... -
意外と知らない「玉露」の歴史|起源と茶名の由来
煎茶道のお茶会では、おなじみの玉露。とろりとした濃厚な旨味と出汁のような旨味。日本茶の最高級品であり、贅沢な緑茶です。そんな玉露は、いつどこで生まれたのでしょうか。 【玉露とは?どこでどのように生まれたか】 玉露とは、茶葉を摘み取る前に日... -
紫陽花の名所・資福寺の「急須塚」@仙台市
茶筅塚、筆塚、針塚、包丁塚など、日本には道具を供養する様々な塚があります。煎茶に関わる塚として、急須を供養するための珍しい「急須塚」が宮城県仙台市のお寺にありました。 【伊達家ゆかりの古刹|慈雲山 資福寺( 資福禅寺)】 資福寺は、宮城県仙... -
日吉大社の最古の祭神|山神のサル
煎茶文化絡みで比叡山麓の日吉大社の歴史を調べていた所、神使の猿について、1つ興味深い事実を見つけました。 ※上部画像: 赤坂山王 日枝神社の神猿像(鈴木慶雲氏 作、昭和42年奉納) 【猿は神の使いではなく、日吉大社の「元々の祭神」】 日吉大社とい... -
世界各国の茶の呼び名|チャとティーの語源
今では、世界各国で飲まれている茶。中国で生まれた喫茶の習慣は、世界各地に広がりました。 どのような経路で伝わったかによって、各地域の茶の呼び名は異なります。大きく2系統「チャ」(cha)と「テー」(te)のグループがあり、どちらも中国語が語源で... -
お茶の実から作られる「茶油」
台湾が好きな人であれば、一度は耳にしたことがある茶油。 その名の通り、お茶の実から採取したシード・オイルです。台湾では「苦茶油」、中国では「山茶油」などと読んでおり、スーパーに普通に置いてあるくらいメジャーな品物。日本ではあまり馴染みのな... -
平安時代の茶の記録③平安京の大内裏茶園
平安京には、茶園がありました。詳細は不明ですが、嵯峨天皇が命じて作らせたのではないか、と言われています。 【平安京大内裏の「茶園」】 見辛いが、右上に「茶園」の文字が見える。「国史参照地図」の 「第六圖 大内裏及内裏圖」より(辻善之助 編、大... -
最澄の茶の伝説を伝える「日吉社神道秘密記」
最澄が中国から持ち帰った茶を比叡山の麓に植えた、という伝説。安土桃山時代に書かれた「日吉社神道秘密記」(1582年、祝部行丸 著)に記録があると聞くので、調べてみました。 【「日吉社神道秘密記」の茶の記録】 日吉大社の参道。3000本のもみじがあり... -
平安時代の茶の記録②最澄ゆかりの日吉茶園
日本各地に残る、茶の歴史を今に伝える茶木。中国から伝来した茶を起源とする、古い茶園が滋賀県にあります。 【最澄が、唐より持ち帰り植えた茶】 日吉茶園@滋賀県 延暦24年(805年)、天台宗の開祖・最澄(767-822年)が、留学先の唐から茶の種子を持ち...
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