2020年– date –
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平安時代の茶の記録③平安京の大内裏茶園
平安京には、茶園がありました。詳細は不明ですが、嵯峨天皇が命じて作らせたのではないか、と言われています。 【平安京大内裏の「茶園」】 見辛いが、右上に「茶園」の文字が見える。「国史参照地図」の 「第六圖 大内裏及内裏圖」より(辻善之助 編、大... -
最澄の茶の伝説を伝える「日吉社神道秘密記」
最澄が中国から持ち帰った茶を比叡山の麓に植えた、という伝説。安土桃山時代に書かれた「日吉社神道秘密記」(1582年、祝部行丸 著)に記録があると聞くので、調べてみました。 【「日吉社神道秘密記」の茶の記録】 日吉大社の参道。3000本のもみじがあり... -
自宅で簡単に作れる、濃厚な味わいの「ロイヤルミルクティー」
煎茶ではなく紅茶のお話。毎日お茶を飲んでいますが、ひやりと肌寒い季節になると、発酵度の高いお茶が飲みたくなるもの。中でも、紅茶を煮出したロイヤルミルクティーは、身も心もほっと温まる飲み物。 ただ、紅茶専門店で飲むロイヤルミルクティーは、と... -
平安時代の茶の記録②最澄ゆかりの日吉茶園
日本各地に残る、茶の歴史を今に伝える茶木。中国から伝来した茶を起源とする、古い茶園が滋賀県にあります。 【最澄が、唐より持ち帰り植えた茶】 日吉茶園@滋賀県 延暦24年(805年)、天台宗の開祖・最澄(767-822年)が、留学先の唐から茶の種子を持ち... -
平安時代の茶の記録①梵釈寺の献茶
正史に残る、日本最古の喫茶の記録。それは、平安時代初期に編纂された歴史書「日本後記」にあります。当時の茶はどんなものだったのか、調べてみました。。 【永忠が、嵯峨天皇に「梵釈寺」で茶を献じる】 「日本後紀」(第6巻)5行目中程に「煎茶を奉... -
2020年10月のイベント
2020年10月の煎茶関連のイベント・催事情報やおすすめの展覧会情報です。 10月からGO TOキャンペーンが東京も解禁となり、茶会もちらほらと復活しています。マスク着用や体調管理など、新型コロナ・ウィルスの感染防止対策を徹底の上、ご参加ください。ま... -
売茶翁の売茶スタイル「担い茶屋」
茶道具を吊るした天秤棒を担ぎ、東へ西へと風光明媚な場所へ訪れては、茶を振る舞っていた売茶翁。神出鬼没な、その売茶のスタイルの源流について、調べてみました。 【移動式茶屋「担い茶屋」の歴史】 江戸時代、売茶翁の「担い茶屋」 売茶翁像(伊藤若冲... -
2020年9月のイベント
2020年9月の煎茶関連のイベント・催事情報やおすすめの展覧会情報です。 公益財団法人「日本博物館協会」が定めた「博物館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に従い、様々な安全対策を講じ、再開する美術館や博物館が各地で増えていま... -
台湾茶の歴史を今に伝える「新芳春茶行」
新型コロナ・ウィルスで、なかなか遠方で出かけられできない状態が続いています。 そこで、コロナが落ち着いたら行ってみたい、お茶好きにおすすめの場所を紹介します。家でお茶を頂きながら、旅気分を味わって頂けましたら幸いです。 【麗しの島の茶「For... -
仙台で借りられる貸し茶室
煎茶道のお茶会やお稽古に、宮城県仙台市内で借りることができる「貸し茶室」をまとめました。 仙台は、伊達家の茶の湯文化が花開いた地。仙台藩茶道の石州流清水派に、裏千家の第14代家元の奥様が仙台出身だったこともあり、茶道の盛んな地です。煎茶で使... -
伊藤若冲と売茶翁
京都の青物問屋の長男として生まれた、伊藤若冲。奇想の画家と呼ばれ、売茶翁とも関わりが深い江戸時代の絵師です。「売茶翁なくして若冲なし」と言う研究者の方もいます。そんな伊藤若冲と売茶翁の関係について、まとめました。 ※上記の画は「葡萄双鶏図... -
2020年8月のイベント
2020年8月の煎茶関連のイベント・催事情報やおすすめの展覧会情報です。新型コロナ・ウィルスの感染防止対策を徹底の上、ご参加ください。また、状況によっては急遽中止なども考えられますから、公式サイトで最新情報をご確認ください。 ※上記画像について...
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