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煎茶道具・茶器

ボーフラ・湯沸・湯罐・湯瓶

ボーフラ

「ボーフラ」はお湯をわかす道具で、煎茶道独特のものです。

「湯罐(とうかん)」「湯瓶(とうびん)」「湯沸(ゆわかし)」「湯銚(ゆちょう)」とも呼びます。

ボーフラの由来

ボーフラは、中国から伝来したもので、「保宇夫良」「保富良」など、当て字が用いられることもあります。

ポルトガル語で「かぼちゃ」を意味する「abobora」が、ボーフラの語源という説があります。中国福建省では、お粥を炊いたり、漢方薬などを煎じたりする用途で使われているそうです。

煎茶道では、お湯を沸かす専用の道具であり、急須と違って内側に漉し穴はなく、穴は1つです。

茶道では、鉄など金属製の釜などでお湯を沸かしますが(陰陽五行の思想より)、煎茶道では金気を嫌い、お湯がまろやかに美味しく沸く土物を用います。

売茶翁の利用していたボーフラ。「煎茶手引の種 」(山本都竜軒/1848)より。挿絵は葛飾北斎の娘・葛飾応為。

ボーフラの素材

宝庵茶会_ボーフラ

素材は素焼きで白く(白泥)、涼炉にのせ、直火にかけて使用します。持ち手は、「横手」(急須と同じ形状)と「上手」(薬缶と同じ形状)の2種類があります。

素焼きのボーフラは壊れやすく、手入れが大変なため、焼き締めや内側に釉薬を塗ったものもあります。

上手の白泥ボーフラ

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