飲むだけではない、お茶の新しい楽しみ方。
衣類を染め換えて蘇らせるプロジェクト「d&RE WEAR(ディ アンド リウェア)」を実施しているd&departmentで、今年は「お茶染め」をテーマにした企画が行われている。お茶染めを担うのは、静岡県の「お茶染めWashizu.」。
静岡の茶染め専門ブランド「お茶染めWashizu」
お茶染めを担うのは、「お茶染めWashizu.」。染織工房「鷲巣染物店」5代目の鷲巣恭一郎さんが立ち上げたブランドで、静岡の伝統産業を活かし、「静岡茶」✕「駿河和染」により、新たなお茶染めの産業化を目指している。
茶の製造工程で捨てられてしまう茶葉を染料として活用し、煮出した後の茶殻も堆肥へ加工することで、余すことなく茶を活用。環境に配慮した循環型ものづくりを実践している。
お茶屋さんや草木染めの工房で、茶葉や茶殻を使った染め物を見かけることはあるが、茶染めに特化した事業は珍しいと思う。
RE:TEA DYE~お茶で新しく染め直す
「お茶染めWashizu.」では、「RE:TEA DYE」としてお茶染めによる衣類等の染め直しを通年受け付けている(静岡の店頭で受付 or WEB注文)。茶というと緑や茶色を想像するが、媒染に鉄を使うため墨色に染め上がる。
■お茶染めWashizu.
- 本社 :〒421-1215 静岡県静岡市葵区羽鳥2-4-36
- 工房 :〒421-0103 静岡県静岡市駿河区丸子3240-1 駿府の工房 匠宿 竹と染工房内
- Instagram :https://www.instagram.com/kyoichirowashizu/
- 公式サイト:https://www.ochazome-shizuoka-japan.com/
お茶染めの染め直し・体験
衣類の染め替え受付@渋谷 d47 MUSEUM

現在、渋谷ヒカリエ8F「d47 MUSEUM」にて、「お茶染め」による衣類の染め替えを受け付けている。
本企画では、お茶染めをより身近に取り入れていただく機会として、d47 MUSEUM限定で、お茶染めの技術を用いた服の染め替えを受け付けます。
お茶染めは、煮出した茶葉を濾して鉄分を添加し、堅牢度の高い煮染めで生地を染めていきます。染め上がりはしっとりとしたチャコールグレー。
普段着はもちろん、きちんとした場にも、どんなスタイルにも合わせやすい色味に染まります。お茶染めで服を染め替えることは、お茶染め文化を育て、広めることにも繋がります。
※引用:d47 MUSEUM
■静岡・お茶染めWashizu. お茶染めの染め替え受付
・日程:2025/2/4(火)~3/31(月)
・時間:12:00~20:00(最終受付19:30)
・場所:d47 MUSEUM(渋谷ヒカリエ 8F)
染め替えと抜染ワークショップ@静岡 駿府の工房 匠宿

関連企画として、静岡県の伝統文化体験施設「駿府の工房 匠宿」にて、実践を通してお茶染めの技術を学ぶワークショップも開催される。参加者が持参した衣類を使用し、煮染め、糊置きから蒸しの工程を体験。さらに「抜染」まで、全工程を体験することができる貴重な機会になっている。
■d SCHOOL わかりやすいお茶染め 染め替えと抜染ワークショップ
- 日 程:2025/3/8(土)11:00~17:00(現地集合/10:45 受付開始)
- 場 所:駿府の工房 匠宿(静岡県静岡市駿河区丸子3240-1)
- 参加費:¥13,500(昼食代・税込)
- 定 員:12名