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【茶会記録】黄檗売茶流 煎茶会@新宿御苑
過日、新宿御苑の茶室「楽羽亭」にて、中井霜仙先生の「深思庵」拝受記念の煎茶会が執り行われた。総師範になられた震災の年に東京で稽古場を開かれ、2023年で12年目。干支が一回り。 【新宿御苑】 左下:茶室「翔天亭」、右下:「旧御涼亭」(台湾閣) 新...珈琲×紅茶の香港式ブレンドティー「鴛鴦茶」|アジアの茶文化
鴛鴦茶(えんおうちゃ・ユンヨンンチャ)とは、香港でポピュラーな珈琲と紅茶のブレンドティー。 練乳が入っているものは「鴛鴦奶茶」という。コーヒー牛乳ならぬ、ティーコーヒー牛乳。 茶餐廳(香港式カフェ・レストラン)の定番メニューで、スーパーで...自家製茶油を作るための家庭用「搾油機」の調査
茶の木に白い花が咲き、茶の実の季節が到来。青々とした果実に亀裂が入り、中の実が茶色くなって、ぽろりと落ちたら収穫しています。 昨年、マンパワーで茶油を搾ってみたところ、ごく微量しか取れなかったため(油の貴重さを実感)、専用の道具「搾油機」...隠元禅師の足跡を辿る|中国のゆかりの地と茶
明末に日本に来日した、隠元禅師。日本に来日してからのことはよく紹介されていますが、中国にいた頃のことはあまり知られていません。また隠元禅師に関わりのある中国茶には、どんなものがあるのか。来歴を調べてみました。 ※上記写真は、黄檗宗 萬福寺(...茶道具を供養する日本各地の「急須塚」
急須を供養するための「急須塚」。以前、宮城県仙台市のお寺にある「急須塚」を紹介しまたが、調べた所、日本各地にあることが分かりました。 【京都府】 建仁寺 堆雲軒の急須塚@東山 建仁寺の境内にあるに塔頭「堆雲軒」(たいうんけん)。 堆雲軒を再興し...意外と知らない「玉露」の歴史|起源と茶名の由来
煎茶道のお茶会では、おなじみの玉露。とろりとした濃厚な旨味と出汁のような旨味。日本茶の最高級品であり、贅沢な緑茶です。そんな玉露は、いつどこで生まれたのでしょうか。 【玉露とは?どこでどのように生まれたか】 玉露とは、茶葉を摘み取る前に日...東京で煎茶道体験できる場所
東京都内で、気軽に煎茶道を体験できる場所をまとめました。 「気軽に一度体験してみたい」「お稽古に興味あるけど、入門前に稽古場の雰囲気を知りたい」という方におすすめです。おいしいお茶とお菓子を頂きながら、煎茶道の概要や作法を学ぶことができま...紫陽花の名所・資福寺の「急須塚」@仙台市
茶筅塚、筆塚、針塚、包丁塚など、日本には道具を供養する様々な塚があります。煎茶に関わる塚として、急須を供養するための珍しい「急須塚」が宮城県仙台市のお寺にありました。 【伊達家ゆかりの古刹|慈雲山 資福寺( 資福禅寺)】 資福寺は、宮城県仙...なぜ日本だけ、横手茶器の急須で茶を淹れるのか?
欧米のティーポットや中国の茶壺は、注ぎ口と持ち手が一直線で、後ろ手の形状です。 一方、日本の急須は、注ぎ口に対し、持ち手が横についた形をしています。なぜ日本だけ茶器の形が異なり、横手型なのでしょうか?その謎に迫ってみました。 【急須はどこ...日吉大社の最古の祭神|山神のサル
煎茶文化絡みで比叡山麓の日吉大社の歴史を調べていた所、神使の猿について、1つ興味深い事実を見つけました。 ※上部画像: 赤坂山王 日枝神社の神猿像(鈴木慶雲氏 作、昭和42年奉納) 【猿は神の使いではなく、日吉大社の「元々の祭神」】 日吉大社とい...