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黄檗売茶流 初煎会 2024@東京
季節外れも良いところだが、手元に書き置いておいたらすっかり年の瀬に。原稿を懐で温め過ぎである。このまま捨て置くのもどうかと思ったので、公開しておこうと思う。 睦月の某日、都内の富岡八幡宮にて令和六年の初煎会が行われた。元旦から天変地異での...【世界の茶菓子】バングラデッシュの伝統菓子「ミスティ」
先日スパイスを購入しに、ふらりとアジア食料品店へ。流暢な日本語を話すバングラデシュの方におすすめされて、「ミスティ」というお菓子を購入してみた。 名にし負はばミスティ。幸せのお裾分けの極甘菓子 ミスティは、誕生日や結婚式などのお祝い事の際...月替りで独創的な甘味がお目見え。仙台の新進和菓子屋「まめいち」@宮城県
京都の老舗和菓子屋「老松」さんで修行されていた「和菓子 まめいち」さん。定期的に新しい生菓子を生み出していて、幾度に新鮮な発見がある。 2023年に定禅寺通りにオープン 定禅寺通りを見渡せるよう、窓際にカフェスペースがある。 以前は青葉区本町に...常滑焼を学ぶ②急須作りを学べる、とこなめ陶の森 研修工房|急須を巡る旅
とこなめ陶の森は、資料館・ 工芸研究所・研修工房の3つの施設がある。陶芸研究所の奥に進むと、研修工房がある。見学OKとのことで、中を拝見させていただいた。 とこなめ陶の森 研修工房 常滑陶芸研修所の玄関を入り、まっすぐ進むと陶芸工房が姿を表す...茶室研究者・堀口捨己氏の茶室。とこなめ陶の森 陶芸研究所@愛知県
「とこなめ陶の森」資料館を後にし、陶芸研究所へ。 2023年に国の登録有形文化財に登録されたばかり。初代常滑市長にしてINAXの創業者、伊那長三郎(1890-1980年)の寄付によって建てられ、今も開館当時の姿のまま使われている。陶芸研究所はいつでも見学...常滑焼を学ぶ①常滑急須の特徴と歴史|急須を巡る旅
以前、拝見した常滑急須の展示会「吉川雪堂展|朱泥の世界~急須の用と美~」。それから常滑焼の歴史について、気になっており、あれこれ調べながらも、「やはり現地に行かないことには」と、先日10数年ぶりに常滑に足を伸ばしてきた。 急須の街・愛知県常...10年に渡る大規模な修繕工事中。黄檗宗 万寿山 聖福寺@長崎県
長崎四福寺の一つ、万寿山 聖福寺 (しょうふくじ)に。江戸前期に創建された黄檗寺院で、萬福寺の末寺にあたる。長崎出身の画家・鶴亭(かくてい)が黄檗僧となった寺でもある。残念ながら修繕工事中だったのだが、創建当時の建造物が数多く残っている。 ...龍宮門のある唐寺・黄檗宗 聖寿山 崇福寺@長崎県
長崎三福寺の1つ、黄檗寺院の崇福寺(そうふくじ)に。江戸時代前期の1629年、唐僧の超然(ちょうねん)により、華僑の菩提寺として建立された唐寺である。隠元禅師もこちらに逗留している。 竜宮門の異名を持つ三門(楼門) 長崎駅前から路面電車の終点...日本最古の唐寺・隠元禅師 初登の地。黄檗宗 東明山 興福寺@長崎県
日本最古の唐寺にして、崇福寺・福済寺とともに「長崎三福寺」の一つ、黄檗宗 東明山 興福寺へ。 1620年に創建され、隠元禅師が来日して初めて住持した寺で、日本黄檗宗の発祥の地と言われている。当初は黄檗宗という名前ではなく、「臨済正宗」と名乗って...「禅味の結晶」と称される幻の味。普茶料理の「黄檗豆腐」
黄檗宗の開祖・隠元禅師が明から日本もたらした物の中には、中国風の豆腐もあった。「禅味の結晶」と称された普茶料理の「黄檗豆腐」とは?一時は途絶えた黄檗豆腐だが、今も作り続けている豆腐店が日本に1店だけあるという。 黄檗豆腐(別名、豆腐羹)と...釜炒り茶「隠元さんのお煎茶」@長崎県
先日、長崎の興福寺を訪れた折、「隠元さんのお煎茶」という釜炒り茶が売られていた。このお茶の存在は知らなかった。 日本に釜炒り茶を伝えた隠元さんのお煎茶 山門をくぐり拝観料を支払うと、入り口そばの販売コーナーに、月桃茶などと並べてお茶が販売...【閉店】明治創業・仙台駄菓子の老舗「石橋屋」@宮城県
桜の名所としても有名な駄菓子の老舗「石橋屋」さんが、2023年5月末に閉店してしまった。2022年の地震被害も大きく、138年の歴史に幕を閉じた。趣のある建物は解体されて姿を消し、すっかり更地に。桜の木は残されたのがせめてもの救い。幾度も訪れていた...