2018年– date –
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煎茶稽古|2018年長月
葉も所々黄色くなり、百日紅の花が名残惜しげに咲いている。散った花びらが蜘蛛の巣にかかり、宙に浮いているかのよう。 9月と言えど残暑厳しく、強い日差しに日傘がまだ手放せない。 夏のお手前「冷泉」 今月は、冷玉露の一煎出しを2回淹れる、贅沢なお... -
文人趣味の書院「小蘭亭」|北大路魯山人の装飾美
滋賀県長浜市に、北大路魯山人が内装を手掛けた書院がある。 その名は、「小蘭亭」(しょうらんてい)。近江商人・安藤家屋敷の離れにあり、食客として招かれていた魯山人は、小蘭亭に居住しながら「天井絵・篆刻額・篆刻扉・襖・障子・地袋」などを手掛け... -
神奈川県で借りられる貸し茶室
煎茶道のお茶会やお稽古・イベントに、神奈川県内で借りることができる「貸し茶室」をまとめました。 ※東京都内の貸し茶室については以下をご覧ください。 ※記載の内容は、リサーチ時点の情報です。その後、内容が変更されている可能性がありますので、最... -
2018年10月のイベント
2018年10月の煎茶関連のイベント・催事情報や、今月のおすすめの展覧会情報です。 写真の絵は「群仙図屏風」(横山華山 筆、 江戸時代)(東京国立博物館 所蔵。撮影OKで展示されていた時のもの)。龍を見上げる仙人達に、右下には煎茶道具が描かれていま... -
煎茶稽古|2018年葉月
立秋を過ぎ、残暑厳しく浴衣でお稽古に。 道すがら、蝉の抜け殻がちらほら、そして紫陽花。真ん丸のつぼみに、ガクアジサイのような花。つぼみの形から、玉紫陽花(タマアジサイ)というそう。 【夏の宝庵】 紋の横には、百日紅(さるすべり)の花が。 さ... -
如意
「如意 」( にょい )は、僧が読経・説法のときに持つ道具で、煎茶道では茶席の席飾りとして用いられます。孫の手の形で、先端をわらび形に巻き曲げた形状をしています。「爪杖」(そうじょう)とも呼びます。 【如意の由来】 如意は「意の如し」、思いの... -
浴衣茶会 2018@妙深庵
世田谷某所にあるお茶室「妙深庵」にて、煎茶と抹茶の2つの茶席を楽しめる「浴衣茶会」が開催されました。各席、趣向を凝らした夏の設えと美味しいお茶を頂きました。 煎茶席|方円流 煎茶のお席は、冷茶の茶櫃手前。 ガラスの茶碗が涼しげ。お茶は玉露で... -
2018年9月のイベント
2018年9月の煎茶関連のイベント・催事情報や、今月のおすすめの展覧会情報です。 【東京】 水を描く|広重の雨、玉堂の清流、土牛のうずしお@山種美術館 海・川・滝・雨など、水を描いた絵画の展覧会。江戸時代の浮世絵から近現代の日本画まで、涼を感じ... -
煎茶稽古|2018年文月
連日、厳しい猛暑が続き、じりじりと灼けるような日差し。 京都の祇園祭の「花笠巡行」は、酷暑により異例の中止に。日本救急医学会からは「熱中症予防に関する緊急提言」が発表されている。 頭がぼおっとするような熱気の中、蛙に代わってセミの鳴き声。 ... -
2018年8月のイベント
2018年8月の煎茶関連のイベント・催事情報や、今月のおすすめの展覧会情報です。 【東京】 水を描く|広重の雨、玉堂の清流、土牛のうずしお@山種美術館 海・川・滝・雨など、水を描いた絵画の展覧会。江戸時代の浮世絵から近現代の日本画まで、涼を感じ...